活字は本好きの人たちだけの世界なのだろうか。
2008-04-05(Sat)

ブログのキャッチにも書いたのですが、本はあまり好きではありません。にもかかわらず、なぜ編集者になったのでしょうか。それは、本が嫌いな人にも本の世界に触れてもらおうと思ったからです。
本の世界は、とにかく広いのですが、逆にきめ細かい世界です。ひとつのことを本に書くとすると、広いビジョンを提示できるとともに、きめ細かく説明も出来る世界であることに気づくでしょう。
それを如何にして読者に示すかが本(活字)の持ち味だと思います。
であるのなら、活字の世界(電子書籍やメールやブログも含む)を本が苦手というだけで触れないのはちょっと残念な気がするのです。本の良さが分かったのは、大学生のころで、あまりにも時間があったので長編小説や難しい哲学書などを読んだときでした。ここで触れられた世界は本でしか得られない。心底そう思ったのです。
そして大学を卒業するとき、ふと自分の苦手なことが逆に自分の一生の目標にできるかもしれない。そう思って、出版社を選び、書籍の編集者になったのです。
だから、私の本は本好きの人には好まれないものかもしれません。本好きの人は、改行が少なく字面が黒々としたのがいいのだとも聞いたことがあります。イメージではいったイラストや写真はいらないという人もいます。
でも、私の本には改行も多く、イメージのイラストや写真が入る本が多いです。それは、本が苦手な人の気持ちがわかるからです。字が多いと、拒絶してしまうのです。
だから、内容はもちろん、ページやカバーのデザインまでとにかく工夫をして本を作るのがモットーになっています。そのため、かかる費用も本好きの編集者が作るより多くなります。
こんな話をある本の出版記念パーティで話したら、大手出版社の女性編集長さんは、私も本が苦手なんですとおっしゃられました。あとでその方の編集された本を本屋さんでみましたら、どの本もイラストを多用し、詩のように改行の多い本だったので、なるほどと思ったものです。
本の世界は、とにかく広いのですが、逆にきめ細かい世界です。ひとつのことを本に書くとすると、広いビジョンを提示できるとともに、きめ細かく説明も出来る世界であることに気づくでしょう。
それを如何にして読者に示すかが本(活字)の持ち味だと思います。
であるのなら、活字の世界(電子書籍やメールやブログも含む)を本が苦手というだけで触れないのはちょっと残念な気がするのです。本の良さが分かったのは、大学生のころで、あまりにも時間があったので長編小説や難しい哲学書などを読んだときでした。ここで触れられた世界は本でしか得られない。心底そう思ったのです。
そして大学を卒業するとき、ふと自分の苦手なことが逆に自分の一生の目標にできるかもしれない。そう思って、出版社を選び、書籍の編集者になったのです。
だから、私の本は本好きの人には好まれないものかもしれません。本好きの人は、改行が少なく字面が黒々としたのがいいのだとも聞いたことがあります。イメージではいったイラストや写真はいらないという人もいます。
でも、私の本には改行も多く、イメージのイラストや写真が入る本が多いです。それは、本が苦手な人の気持ちがわかるからです。字が多いと、拒絶してしまうのです。
だから、内容はもちろん、ページやカバーのデザインまでとにかく工夫をして本を作るのがモットーになっています。そのため、かかる費用も本好きの編集者が作るより多くなります。
こんな話をある本の出版記念パーティで話したら、大手出版社の女性編集長さんは、私も本が苦手なんですとおっしゃられました。あとでその方の編集された本を本屋さんでみましたら、どの本もイラストを多用し、詩のように改行の多い本だったので、なるほどと思ったものです。